ソフトバンク系格安SIMで使えるスマホについて解説

Y!mobile、LINEモバイル、mineo Sプランなどのソフトバンク系格安SIMで使えるスマートフォンについて解説。

LINEモバイルで使えるソフトバンクのスマホ

ソフトバンク系格安SIMをSIMカードのみ契約する場合は、今使っているスマートフォンや購入を検討しているスマートフォンがソフトバンクのLTE/3G周波数帯に対応している必要があります。

ソフトバンクのLTE/3G周波数帯について

ソフトバンクがLTEで使用している周波数帯は、LTE Band 1, 3, 8, 11, 28, 42になります。

ただし、全てのLTE周波数帯に対応してないと使えないわけではありません。スマホが「LTE Band 1, 3, 8」の3つが対応していればほぼ問題なく利用できます。LTE Band 1, 3だけ対応でもOKです。

Band 8はいわゆるプラチナバンドで、対応していれば対応地域では快適な通信を得ることができますが、対応していなくても通信は可能です。

ソフトバンクが3G(W-CDMA)で使用している周波数帯は、Band 1, 8, 11です。こちらはBand 1だけ対応していれば問題ないです。

ソフトバンクから販売されたスマホはソフトバンク回線にフル対応

これは当然といえば当然のことですが、ソフトバンクから販売されたスマホはソフトバンク回線にフル対応しています。周波数帯のことは気にしなくて大丈夫です。

2017年8月以降に発売されたソフトバンクのスマホはSIMロック解除しなくても利用可能

  • 2017年8月以降に発売されたソフトバンクのスマートフォンと、
  • ソフトバンクで購入したiPhone 5s以降のiPhoneは、

SIMロック状態でも(SIMロックを解除しなくても)LINEモバイルのソフトバンク回線を利用できます。

2017年8月1日から「格安SIM向けのSIMロック」が廃止

2017年8月1日以降に発売されるスマートフォンには、「格安SIM向けのSIMロック」がかかっていません。ソフトバンク回線の格安SIMを使うならSIMロックを解除しなくてOKです。

2017年8月1日より前に発売されたソフトバンクのスマートフォンは、ソフトバンク回線の格安SIMを使う場合でもSIMロックの解除が必要になります。

SIMフリースマホもソフトバンク回線に対応

日本で発売されているSIMフリースマホもソフトバンク回線に対応しています。


出典 ZenFone 5 (ZE620KL) | スマートフォン | ASUS 日本

たとえばこちらはASUSのZenFone 5(ZE620KL)の対応している周波数帯です。LTE Band 1, 3, 8, 28、W-CDMA Band 1に対応しています。問題なく利用できます。


出典 HUAWEI P20 lite | 携帯電話 | HUAWEI Japan

こちらはファーウェイのHUAWEI P20 lite。LTE Band 1, 3, 8, 28、W-CDMA Band 1に対応しています。やはり問題なく利用できます。

ドコモから販売されたAndroidスマホは「LTE Band 1, 3, 28」に対応

ドコモから販売されたほぼ全てのAndroidスマートフォンは「LTE Band 1, 3, 28」に対応しています。ドコモもLTE周波数帯でLTE Band 1, 3, 28を使用しているからです。

LTE Band 8はほとんど対応していません。対応していない流派、ドコモではLTE Band 8を使用していないからです。

これらをソフトバンク系格安SIMで利用するにはSIMロック解除が必要です。


出典 Xperia(TM) XZ2 SO-03K | スマートフォン | 製品 | NTTドコモ

こちらはドコモのXperia XZ2、LTEバンドのみを抜き出したものです。LTE Band 1, 3, 28に対応しています。Band 8には対応していません。


出典 Galaxy S9 SC-02K : スペックとサービス・機能 | 製品 | NTTドコモ

こちらはドコモのGalaxy S9。同じくLTE Band 1, 3, 28に対応しています。こちらもBand 8には対応していません。

auから販売されたAndroidスマホは不向きです

auから販売されたスマートフォンでもSIMロック解除をすれば名目上利用可能になるのですが、auで用いている周波数は主にソフトバンク回線のLTE Band 1くらいにしか対応していません。

前述したとおり、せめてLTE Band 1, 3に対応していないとなかなかうまく電波を掴んでくれなかったり、快適な通信を行えない可能性があります。

ドコモ版やau版のiPhoneは一部が使えません

ドコモやauで購入したiPhoneは、iPhone 6s以降のみ、SIMロック解除を行うことで使うことができます。

iPhone 6やiPhone 5sなどはSIMロック解除が義務化される前に発売されたのでSIMロックを解除できません。

iPhone 6s以降のiPhoneは、iPhone 6s/6s Plus、iPhone SE、iPhone7/7 Plus、iPhone 8/8 Plus, iPhone X

まとめ

ソフトバンクから販売されているスマートフォンは、全ての周波数に対応しているので周波数を気にする必要はありません。

ドコモは一部対応していませんが、Band 1, 3にさえ対応していればソフトバンク回線のSIMでも通信を行うことはできます。

ですが、ドコモから販売されているスマートフォンを使う場合には無理にソフトバンク回線を契約しないほうが身のためです。

使用している、もしくは購入予定のスマートフォンの周波数をよく確認して、回線を選択しましょう。

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